腰痛や肩こりに悩むあなたへ伝えたいこと
皆さんこんにちは。健康労働支援協会 会員の岩井です。
今回は腰や首の手術をされた方へのリハビリを多く経験させていただいた中で私が感じたこと、皆さんへお伝えしたいことを書かせていただきます。
それは「今感じている痛みや違和感を放って置かないでほしい」ということです。
腰や首の背骨の病気のことを医療の専門用語で言うと、「腰部脊柱管狭窄症」や「頸椎症性脊髄症」などと言います。罹患されている方の多くは70歳代以上の方が多い印象です。原因は加齢に伴う骨組織や周辺靭帯の変性と言われていますが、元々腰痛持ち、肩こり持ちの方が最終的に行き着く病態の一つでもあります。
腰痛や肩こりは、「普段やらないこと」を「無理して行ってしまった」場合では、安静にしたり痛み止めの薬を使用することで症状の改善が見込めますが、「日常生活や仕事において反復的に繰り返す動きや業務」の場合では、安静や痛み止めでは根本的な改善が見込めません。
なぜなら「日常生活や仕事において反復的に繰り返す動きや業務」の場合における腰痛や肩こりは「慢性化」しており、またこれに付随する二次的な問題がすでに生じている場合が多いことも、症状の改善を困難にしている要因となっています。
この二次的な問題は、「身体が硬い」とか「筋力が落ちている」、「姿勢が悪い」という問題が多く、このブログを読んでいただいている皆さまの中でも実感されている方が多いのではないでしょうか。
普段感じないような比較的軽度な症状であれば、その多くは日常生活において問題にはなりません。なぜならいつの間にかに治ってしまうからです。
普段から感じている症状は、時間の経過に伴い先述した二次的な問題を引き起こし更なる症状を引き起こします。人間の体は繋がっていますので、どこかを悪くするとそこをかばうように他の部位がカバーをするようになります。
「痛みや違和感といった症状を放っておくこと」のメリットはありません。「症状が軽いうちに今できる対応策を少しでも実践してみること」が症状改善への一番の近道なのです。
具体的な対応策というのは
①柔軟性を高めるストレッチ
②筋トレ(多くは腹筋や肩甲骨周囲の筋肉が弱くなります)
③仕事や日常生活での姿勢や動き・仕事内容を見直す&改善する
といったことが挙げられます。特にストレッチや筋トレはいきなり始めようとしてもほとんどは長続きしません。日常生活に無理なく行える範囲で落とし込む必要があります。
具体的な対応策に関しては次回のブログで述べさせていただきたいと思います。
自分の健康を守ってくれるのは自分しかいません。「病院に行けばなんとかなる」は大間違いです。病院での治療が自分の思っていたものと違った、という場面も多々あります。人生100年時代と言われている現代、一つしかない自分の体を長く使っていかなければなりません。
このブログを読んでいただいた方の中に少しでも、「実践してみよう」と感じられた方がいらっしゃれば幸いです。
最後に、我々健康労働支援協会は「人間の体や動作の仕組みに詳しい専門家」が「症状に悩まれている方の日常生活や仕事内容に個別性を持って」関わり、「改善案を助言・提案すること」を強みとしています。
日々の仕事や日常生活の腰痛や肩こりなどの症状にお悩みの方は是非ご連絡ください。皆様の健康づくりのお力になれる日を心待ちにしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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